シュガー社員2007/05/20 20:27

 産経新聞で「溶けゆく日本人」という特集があります。毎回興味深く読んでいるのですが、「シュガー社員 ツケを払うのは会社」と言うのは非常に気になる記事でした。
 特に気になったのが学生が「御社は私をどう育ててくれるのですか」と質問していること。どう育てるのではなく、「どう育つ」かが問題だと思うのだが、そう言う意識が若い人には少ないのだろうか?同じ教育を受けたって個人で成長の差があると思うのだが。非常に受け身に感じる発言にとれました。自分が採用官だったら即刻切り捨てますが。
 「いまや家庭も学校も本当に必要なしつけはすべて先送り。(中略)過保護のツケを企業が払わされているのです」だそうで・・・改めて子供のしつけの大切さを考えさせられました。
 「溶けゆく日本人」の記事にはこのように親のしつけのあり方について言及している物が多く、子供を育てている立場としては身につまされます。先日、びっくりしたのが隣のお宅のお子さんが大学に入学したので入学式にご両親がおめかしして出かけられたこと。「えー、今はそこまでやるのか」とびっくりしたのですが、嫁さんや周りの人たちに聞いたら、今は当たり前なんだって。こっちは中学校の入学式から行かなくて済むと考えているのに。
 「「最高学府」が泣いている」でも授業のガイダンスに親が出てくるとか、自分にとっては信じられない話が書いてあってびっくりした。大学の授業をどう選択するのかはその学生の能力を育てるために大事だと思うのだが、今は親が一生懸命見ないとダメなのかな。そんな新入社員、要らない・・・(T_T)

 6年ぐらい前に東大の機会系の学科の就職ガイダンスに出かけた際、「御社は休みは多いですか?」と第一声で質問されたのを思い出しました。一緒に行った東大出の後輩は「アレは例外だと思ってください」と言われましたが、どの大学にでもシュガー社員候補が居るのだと改めて感じました。
 良い大学を出れば一生美味しい思いをして遊んで暮らせると思うなよ!(T_T)(←ちょっとひがみが入っています・・・)

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